喉もと過ぎれば

過去の苦い体験
生きていれば、いくつか思い当たりますね。

私の中にも、人生のターニングポイントとなった
苦い体験があります。

それは30代前半の頃

アパレル販売の仕事をしていたときのことです。
とある5月、オープン間もないお店で働き始めました。

途中紆余曲折あり・・・(長くなりそうなので割愛)

そこで私は店長として、責任感とやる気と希望を持ち
フルパワーで勤めていましたが
ある日、自分の体調がなにやらおかしいと気づきました。

一番最初に気がついたのは味覚

おや?ご飯たべても美味しくないぞ?
味が全くしない・・・?
ん?

 

振り返れば、味覚の異常に気がつく前から
肉体疲労、疲れがとれない、眠れない、食欲不振
常に神経が張り詰めているような緊張感と胃の鈍痛
朝の激しい頭痛と壮絶な憂鬱さと嗚咽・・・等々

この状態がずーーーーーーーーっと続いていたのに
それが、おかしいということに気がつかないでいました。

完全なガス欠状態
かなり自分に無理をさせていたようです。

責任ある立場なんだから、私が全て、なんでもしなくちゃいけない。
他のスタッフには任せられない。
売り上げが思うように上がらないのは私が未熟なせいだ。
無理してでも、体調不良でも、私が頑張らなくちゃ。
上司に人格否定されるのも、罵詈雑言浴びせられるのも全て私が無能なせいだ。
私が悪いんだ。
私が悪いんだ。
私が悪いんだ。

上司からのパワーハラスメント、モラルハラスメント
そして自分の性格、物事の受け止め方そのものが
自分自身の首を絞めていきました。

ある日の深夜過ぎ、仕事が終わり車に乗りこみ、ドアを閉めた途端
自分でもびっくりするような奇声をあげ泣き喚いたとき
やっと自覚しました。

 

これはヤバイ

 

ほんの小さなことでも毎日毎日積み重なれば
おおきな塊となるように
私の体調も精神状態も徐々におかしくなっていきます。

それでも、懸命に責任感と世間体とヘンなプライドで働き続けました。
「~せねばならぬ精神」と「私のせいだ」を抱えたまま。

もちろん、私がそんな状態なので
家庭もなんだがギクシャク
そのころの私には、夫を気遣う余裕なんて一切無く
夫にも辛い思いをさせてしまいました。

私だけではなく、愛する家族にも辛い思いをさせてしまった。申し訳ない。

それらの体験があったからこそ、今の自分が形成されています。
心や気持ちにしっかりと目を向けるようになったのはその頃からです。

あのころの自分に

そして、もしも今、似たような状況にある方へ
お伝えたいのは

心と体の声を聴いて、直感がNO!と叫んだら全力で退避して!
へんな責任感やプライド、世間体には耳を貸すな、それらは自分を守ってはくれないよ。
まずは自分のことを大切にしてください。
自分が笑顔でいられる場所にいてください。

 

もしも、当時の私にレメディを提案するなら

オリーブミムラスラーチロックウォーターパインゲンチアナ
そしてオーク
う~~ん、7種類じゃたりな~~~い(笑)

 

今はもう苦い体験はのど元を過ぎ、しっかり私の大切な血肉となっています。

豊かな体験をさせていただいたな。
その体験が必要だったのだな。
有り難いことだったなぁと今は心から感謝しています。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。
今こうしていただいているご縁に感謝します。

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