今日という日の花を摘め

Carpe Diem (カルペ・ディエム)

今朝、読んでいた本の中に見たことがある単語が出てきました。
それは、友人たちが通う柔術のスタジオ名になっている言葉でした。
とても素敵なスタジオ名。そして実際にも素晴らしいスタジオ

「その日をつかめ」「今日という日の花を摘め」「今この瞬間を大事に使え」
というような意味合いのローマの詩人ホラティウスの言葉

Carpe」は「(花などを)摘む」を意味する「carpo」の命令形であり、「Diem」は「日」を意味する「dies」の対格で目的語となる。
(Wikipediaより)

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人の悩みや不安は尽きないもの

不安や恐れというものは、今ではないどこかに焦点をあて
過ぎし日のことを悔やみ、まだ見ぬ未来を憂いたりすること。
過去は変えられず
未来は絶え間なく変化し予測不可能

確実なのは、今、ここ、この瞬間。

 

いま、この瞬間だけに焦点を当て生きること

ー今、このとき、この瞬間を懸命に生きよー

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禅の教え、瞑想、マインドフルネスの
「いま、ここの気づき」が今とても注目されているのも頷けます。

 

禅語で「而今(にこん)」という言葉があります。
「過ぎ去った時」「この瞬間」は二度と戻ってこない
ということを表した言葉です。

過去を振り返ることはあるけども、過去の失敗を悔やんでばかりいたり
過去の苦しみから抜け出さずにいたり、あるいは、過去の栄光にばかりしがみついていたり。
そう簡単に断ち切れるものではないかもしれませんが、
大切なのは「今」というこの瞬間に生きること。

一生懸命に「今」を生きる。
過去の中に生きるのではなく、未来に思いを馳せるのでもなく
二度と来ない「今」を生き切ることが大切だと教えているのです。

 

東西問わず、人の思い、悩み、そして教えは一緒なのだと思った
一生に一度きりの貴重な朝でした。

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